夜勤についても考えておこう

夜勤についても考えておこう

2交代制と3交代制、どっちを選ぶにしても必ず夜勤が発生します。ここでは、夜勤のメリットや注意点を具体的に紹介するので参考にしてください。

夜勤の業務内容について

日勤では検査や処置、手術など治療のサポートが主な業務となります。その他には、患者の日常生活の援助、入退院の対応、医療スタッフとのカンファレンスなどもありますね。一方、夜勤は基本的に検査や手術がなく、消灯後は就寝時間になります。そのため、日勤よりも業務が少ないように思えますが、実はそうではありません。夜勤でも各種処置や点滴、薬剤の管理、患者の安全確認、日常生活の援助などあらゆる業務が発生しますよ。夕食や朝食の時間帯では食事介助も行います。自力で動けない患者が多い病棟だと、体位変換や排せつ介助などの業務を少ない人数でやらなければなりませんよ。

夜勤のメリット

夜勤のメリットとしてまず挙げられるのが収入面ですね。夜勤手当があるので、日勤のみで働くよりも多くの収入を得られますよ。夜勤の数が多ければ多いほど収入が多くなります。また、金銭面以外のメリットもあります。2交代制の場合、1回の勤務時間が長い分、次の勤務までの時間が空きます。そのため、プライベートの時間を多く確保できますよ。日中の時間を活用できるのは夜勤ならではのメリットといえますね。

注意点も知っておこう

夜勤のメリットを述べましたが、いくつか注意点もあります。まず、一定水準以上のスキルが求められます。夜勤は日勤に比べて人数が少ないので、同僚からフォローを受けられないことも少なくありません。そのため、個々の看護技術や判断力が重要になります。患者の異常に素早く気付いて対応するために、日中との様子の違いについても把握しなければなりませんよ。夜勤は人数が少ないからこそ、より強固なチームワークが求められます。患者に関する情報を共有し、常に連携しながら対応する意識を忘れないようにすることが大切ですね。
また、体調管理にも気を遣ってください。夜勤は拘束時間が長く、体力を消耗します。体調不良によってシフトに穴をあけてしまうと、他の看護師に迷惑がかかり悪循環に陥ってしまいます。急遽シフトを組み直すことができなければ、想定よりも少ない人数で対応することになります。そのため、常日頃の体調管理を忘れないようにしてくださいね。夜勤の前にはしっかり休息を取って、体力を蓄えておくといった工夫も必要ですよ。もちろん、食生活などの基本的なことも気を抜かずに。