2交代制の特徴をチェック
まずは2交代制の特徴を見ていきましょう。夜勤の拘束時間が長いので、休憩時間や仮眠時間が設けられている場合もありますが、救急搬送が多い病院だと休めないことも。
日勤と夜勤で分けられる
細かい勤務時間は病院によって違いますが、具体例を挙げるとすれば「日勤/8:00~17:00」「夜勤/16:30~8:30」などとなります。シフトが2パターンしかないので、生活リズムを調整しやすいといったメリットがありますね。また、夜勤手当が付くので収入アップも見込めますよ。次の勤務まで時間が空くのでゆっくり休めるのも嬉しいポイントです。ただし、拘束時間が長いので体力・精神力共に消耗が激しい点には注意しましょう。救急搬送が多く忙しい現場だとかなり大変ですね。勤務時間が長い分仕事量も多く、残業が発生することもありますよ。
夜勤時は仮眠時間が設けられているので、そこでうまく休めるかどうかがカギになります。また、夕食前後や朝食の準備など、忙しい時間帯は効率的に業務をこなすように意識しなければなりません。
夜勤明けは必ず休める
2交代制は他の勤務形態よりも長い時間拘束されます。そのため、夜勤明けの翌日は休日となるケースがほとんどです。例えば、月曜日に夜勤だったら火曜日が夜勤明けになります。そのため水曜日は休みで、木曜日に出勤といったかんじです。夜勤明けにほぼ休めず出勤となると、疲労が蓄積して仕事にならないのでこういった配慮をしているんですね。負担は大きいですがその分長く休めるので、2交代制の方が自分には合っているという看護師も少なくないようです。
変則2交代制について
病院によっては変則2交代制を採用しているケースもあります。これは、2交代制に中日勤と呼ばれるシフトを加えたものです。中日勤のシフトを加えることで、夜勤の時間が短くなります。「日勤/8:00~17:00」だとして、「中日勤A/8:00~20:00」「中日勤B/10:00~21:00」「夜勤/19:00~9:00」といったかんじになります。こうすれば、夜勤の拘束時間が完全な2交代制よりは短くなりますね。夜勤は拘束時間が長く大変で、それが離職につながるケースも少なくないので個々の負担を減らすことを目的にしています。
ただし、変則2交代制はシフトの種類が増えるので、生活リズムを作りにくいといったデメリットも。中日勤の時は拘束時間が長いので疲労が溜まりやすい点にも注意が必要ですね。変則2交代制を採用している病院はそこまで多いわけではありませんが、もしこのシフトで働く場合は事前に生活リズムをどうやって作っていくかを考えておきましょう。